大片付け日和

発端はチビ子の「ずっと前のやつでいいから、チビ子の写ってる写真いちまい頂戴」の一言でした。

――ここでまた暴露しなければならないのですが、わたしは殆ど何かの記念写真とか日常のコドモの成長記録写真を撮ったりしたことがありませんでした。ムービーだのなんだの全盛期の現在においても、コドモ関係の行事だろうとなんだろうとそういった行為(よく運動会や発表会で動き回って皆さん撮影されているじゃないですか、そういうこと)に参加した憶えがありません。大体、何処かへプチ観光旅行とか出掛けたって、思いつくままにどうでもいい1コマにフィルムを無駄遣いしてしまい、挙句に現像に出すのを数年忘れているようなニンゲンなので…。よく写真屋さんにも撮ってすぐ現像に出さなかったから劣化してますよ、と注意をされているのですが、やっぱり気をつけようと思って、思っただけで実行できやしないのですね(汗)。当然まともなアルバムなんてものは我が家には存在しません。写真屋から貰って来た袋のままで、引き出しの奥に仕舞われているのが関の山……。いくらずぼらで大胆な親と言えども、わたしのようなことしてる親は実際知り得ません。自分に関してのことなら「わたしの両目には、いついかなる時代のあなた達も全部焼きついているのよ」で済ませられますが、コドモ本人にとっては『生い立ち』のようなものをきちんと作ってくれなかった親ってどうだろう……、とやっぱり思います;　まあ、コドモ達もこんなわたしをよく解かっていて、ホントにしょうがねえなあ、と諦めているらしいですが(一応、もらい物写真やわたしの気紛れで撮ったどうでもいいクズ写真のようなスナップはいっぱいあります。年代順に整理すればいいことなんですけどね…)。

それで、ここ最近のチビ子中心に写っている写真を探すのに、心当たりをあちこちガサガサしてみたのですが、赤ちゃん〜入学前の姉妹全員写真とか、後ろ向き、端に寄りすぎ写真しか見つからず、困り果てた末、フィルムがほんの数枚残っていたポラロイドカメラで、同居人さまがチビ子の近影を写してくれたのですが、これでチビ子の願いは叶えたはずなのに、同居人さまはさっきの探索で見付からなかった『数年前みんなで那須に行った時のミニアルバム』を探すことに燃えてしまいました(説明長;)。

そこで『開かず(空かず)の間(魔)』ですよ。

同居人さまは禁断の(爆)空間にとうとう手を出した！！

引っ越して以来ずっと物置と化して、他の部屋にあると都合の良くない物全てを飲み込んでいるあの空かずの魔の片付けですよ。

――その後数時間、家族皆が(タマはバイトなので除外)つらく悲しい思いをしたことは想像出来るかと思われます……。あんまり切ないので割愛させて戴きたい(爆)。

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なんとか空間の1/6程はまあまあ片付きましたが、結局那須写真は出てきませんでした。わたしのものが仕舞ってあるどこかに多分あるのでしょうけど…。明日は燃えるゴミの日なので、ベランダと玄関を何往復かしなければなりません。今日は確かに昼寝をせずに有意義に時間を使えましたね(苦笑)。