もうこのテーマで書くことは無いだろうと思っていたけど、先日涼女さんの記事を読ませて戴いて、結構根深い問題なんだよね…と、以前とはまた視点の違う「今のわたしならこう思う」ということを覚書してみたくなりました。

 【これは「わたし」がそう思うのであって、誰にそうしろと押し付ける気は全くありません。】


 発達障害が根っこにあるかもしれなくて、それで対人関係・社会性の問題がありありの人。自分もそうだし(今は前ほど問題はありませんが)、今仕事で接する人達の中にも思い当たる人っています。お客さんも含めると結構な数います。

 えーと、もうぶっちゃけて言ってしまいますが、その人が障害かどうかなんて、正直「一般人」の周りの人達には「免罪符」にもなにもなりません。ハッキリ「迷惑なことをし続ける人は迷惑な人」でしかありません。

 「あなたここがおかしいと思うよ。もっとこうしたほうがいいよ」と言いたくても言えない関係の人、ただの知り合い、だんだん避けますよね。できるだけ距離置きますよね。それで全然良いと思います。
 立場上そうできない場合でも、心の中なら嫌い抜いて構わないし、その人が自分を考慮してくれないのに自分がなにもかもフォローしてあげようとかしないほうがいいです。そういう人に自分を「食い物」にされないほうが何よりも大事です。

 あなたはあなたの「大事な人」「あなたのことをちゃんと考えてくれる人」「2ギブ1テイクで構わない人」にだけ、あなたの優しさをあげればいいのです。

 発達障害その他の精神障害があっても↑のように思える人はもちろんいっぱいいますし、そう思える大事な人にだって成り得ます。そこは勘違いしないでね。

 ただ、なんでもかんでも「発達障害だからできない、仕方ない…」って、じゃあ少しでも自分で自分のウィークポイントを自覚して、フォロー考えて工夫して、わたしたちなんてそうやったってどうしたって迷惑かけちゃうんだから、それ以上甘えてるとせっかくの小さな資質さえもダメになっちゃうぞ!って、そういうこと言う当事者には思います。


 すごい厳しいこと言ってるのわかってますが、わたしは「TAWAMIさんってそういうこと言うんだ」って理由で嫌われても別に構いません。わたしも当事者です。性格は能天気だけど、心は狭いし、好き嫌いはハッキリしています。それが「わたし」なのでね。嫌いならきっと合わないんでしょう。


 障害があろうとなかろうと、みんな「人と人」なんだと思います。


 また直したり追記するかもしれません。 
ADHDの正しい理解と生活のヒント
 調剤薬局の「御自由にお取り下さい」の棚に置いてあったので1冊戴いてきました。

 作成提供元は「日本イーライリリー株式会社」さん。AD/HDの治療薬『ストラテラ』を出している製薬会社ですね。わたしが使っているのはノバルティスファーマ社の『コンサータ』のほうですが。

 とにかくコンサータが成人AD/HD患者にも適応が承認されて以来、未承認だった昨年までに比べると「大人のAD/HD」がそんなに珍しい症状ではないことが世間一般的にもだんだん認知されつつあるようです。

 わたしの目下の悩みはやはり 「肝心な時に肝心な物・事を忘れてしまうこと」 「もしかして方々で失言をしているかもしれないこと」「時間の感覚のヘンさ」「実行機能が低いこと」「身体の使い方の粗雑さ(モノを壊してしまったりしょっちゅう軽傷ができる)」だったりします。すでに「空気の読めなさ」とかは悩みの範疇ではありません笑。空気なんて読むものじゃなくて吸いこんで吐くものだ、と開き直っているので。

 それでも無理に自分の良いところを挙げてみるなら「あんまりめげない・くじけない。何度落ち込んでも倒れても立ちあがる」「開き直り能力が培われてきた」「人に傷付いたとしても人と関わっていたい」って感じでしょうか。

 ヒントを参考にして、せめて「人としてどうなの?」とまでにはならないように自分らしくこれからも暮らして行きたいですね。
出版社/著者からの内容紹介
脳ミソのキャパは先着1名様で全画面表示! これが合宿免許体質だ! さまざまな支援があってもなお残る、自閉の特性とは何か? 「おそろしく操縦が難しく」て、用済みになった情報をなかなか排出してくれないやっかいな脳を持つ著者が語る、とっても役に立つ脳内ファイル軽量化ブック。

内容(「BOOK」データベースより)
援助者の力だけではどうにもできない、自閉の特性とは何か?用済みになった情報をなかなか排出してくれない、やっかいな脳を持つ著者が語る、脳内ファイル軽量化ブック。

著者について
翻訳家。訳書に『目印はフォーク!----カーラの脳損傷リハビリ日記』著書に『自閉っ子、えっちらおっちら世を渡る』他多数。


 少しずつ読んでますが、最近長時間読書が難しい……。立ち止まり、行きつ戻りつ、ってカンジです。
 最近買った本です。殆どの頁がイラストや図解で構成されていて、視覚的にとても分かりやすいのが特徴。
 これは当てはまらないなぁとか、これは正にわたしじゃないか! など自分に照らし合わせて読みました。

 思い起こせば、今までの人生でいちばん居心地悪かったのは(わたしなんていらないんじゃね?と思っていた)最初の結婚決まって元旦那の家族との付き合いが始まってから別れるまで、の間でした。自分でもどうしてそうなるのか意味解からなかったし、わたしは悪くない!!ってずっと思いながら我慢したてたり時々爆発してたから。努力もしたんです。でも相手が求めていたこととは違っていたらしく、わたしが態とやらなかったりしてると思われていたり。DVもありました。
 今なら解かるのは、あっちの家族に「蔭でさんざん悪く言われてたんだろうな」ってことですわ(当時はそんなこと思いも寄らなかったほどそっち方面遅れていました)。
 今でも思い出すとウツになるナンバーワンの出来事があった時期と重なります。

 子供時代と現在はそれなりに幸せだ(った)と思っています。「わたしというニンゲン」をそのまま歪めずに受け止めてくれるひとが傍にいる(いた)から。
 今その中で、少しずつ常識とか普通の人のパターンを理解しようとし始めている感じです。
 相手を否定しているのに言うことだけはきかせようとか、そういうのはやっぱり無理だから。
ISBN:490772568X 単行本 服巻 智子 花風社 2006/08 ¥1,680
内容(「BOOK」データベースより)
自閉症支援の第一人者、トモコ先生が大人になった全国の自閉っ子と語り合い、探る。「自閉症スペクトラムの人が、きちんと自立するためにどんなサポートが必要なのでしょう?」自閉症者と定型発達者の架け橋となる一冊。

 注文しました。花風社さんにはいつもお世話になります。
ISBN:4907725671 単行本 仲本 博子 花風社 2006/03 ¥1,575
■レビュー
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカのIEPをあくまで参考に、日本の発達障害支援策を考える。
内容(「MARC」データベースより)
特別支援教育に何を望みますか? 自閉の内側を語る活動を活発に続けるニキ・リンコと自閉っ子のママである仲本博子が、アメリカのIEP(個別教育プログラム)をあくまで参考に、日本の発達障害支援策を考える。

■目次
●マンガ 新橋烏森の変
●ニキ・リンコさん、特別支援教育に何を望みますか?
   トニママとの出会い
●あんまり行きたくないアメリカに行くワケ
   親デバイド
   食べ物と遺伝子
   色々な人がいる
   実は日本ってけっこういい
●マンガ アメリカンフード
●トニママ、語る パート1 早く診断受けてよかった
   トニー誕生
   公園デビュー
   人に興味がない我が子
   心配しすぎでもいい
   診断がつかない!
   アメリカの友人には診断がついた
   検査を待つ間
   診断はスタート
   スタンフォードでの診断
   親が診断を受け入れやすい環境
●診断されるのはトクなんだ!
   実は大変浅いワケがある自閉っ子の振る舞い
   診断を受け入れやすい風土の条件
   遺伝で何が悪い
   意外と安上がりでは? アメリカの療育
   自閉を科学的にとらえる
   足りないのは知識
   日本の方が個性重視?
   気にしすぎ、は続いているのか
   ニキによる定型発達研究
   無用な深読み、「心の闇」系解釈
●マンガ 車で覚える
●トニママ、語る パート2 診断を受け入れやすいワケ
   診断を手に交渉が始まる
   違うのがあたりまえの社会
   IEPとは?
   親の義務、学校の義務
●マンガ 留守番
●診断後、すぐに手を打てるのがいい
   早期介入がいちばん大切
   親の負担が多い日本、学校の負担が多いアメリカ
   天才児も支援の対象
   「税金返せ!」
   格差社会とIEP
●マンガ とんちんかんな「心の闇」
●トニママ、語る パート3 IEPの現場から
   サイコロジストに案をもらう
   作業療法
   ゴールを設定する
●自閉っ子の未来計画
   自閉は治る?
   四種類の診断書
   IEPはしんどい?
   身体の問題がわかっている
   自閉っ子療育民営化の現場
   道徳論のせい? 高くついている日本の療育
   情報が一貫して共有されるのはいい
   アメリカなりの縦割り行政
   親の横暴はまかり通っていいのか?
   子どもの未来へのかかわり
   官は全然関与しなくていいのか
●ちょっとティーブレーク
●トニママ、語る パート4 ゴールに向かって
   自閉児クラスへ
●いいとこどりから始めてもらいたい
   駅前留学はどうしてOKなの?
   IQいくつ?
   IQより体力?
   普通学級万歳はどうなのか?
●トニママ、語る パート5 普通クラスへ
   「あれができるから、これができるだろう」はまちがい
   バイトができなくなったワケ
   学力と生活力を切り離して考える
   特別支援学級の一日
   エイドの役割
   ずるいって言われない
   放課後の問題
●トニママ、語る パート6 親としてのチャレンジ
   現在のトニー
●ニキさんの希望
   子育てしてから教師になる
   日本にとりいれたいもの
   生きてるだけでめっけもの
●マンガ IEPとは?


 今年も新刊出てたんですね。取り敢えず購入決定。通販か書店に出向くか……(多分前者)。
『自閉っ子、こういう風にできてます!』(ISBN:4907725639)
■著者:ニキリンコ /藤家寛子
■出版社:花風社
■サイズ:単行本/311p
■発行年月:2004年11月
■本体価格 1,600円 (税込 1,680 円)

自閉の翻訳家と作家が今こそ語る独特の身体感覚と世界観。読む人が増えれば、理解の輪が広がる一冊。

■目次
第1部 気まぐれな身体感覚(雨ニモマケズ/季節の風物詩/くしゃみに拍手 ほか)/第2部 幸せな世界観(かもしれない)(神様のパシリ/クラスメートは学校の備品/学校に行くのか、学校が来るのか ほか)/第3部 自閉の生活法・序論―ニキ・リンコ インタビュー(エキゾチック・ペットの飼い方/食いしん坊というモチベーション/本人を信用していいか ほか)
この本、買ったのは随分前ですが(2004年)、レビュー(てゆか只の紹介?)載せてなかったんで一応。漫画の頁もあって楽しく読めました。内容が司会者から著者へのQ&A方式の対談形式になっているので(わたしには)すごく解かりやすかったですね。コラムも面白い。

*

 9日。何も無い暇で平和な1日で終わるはずだったのに。なんかすごいイヴェント発生(妊娠発覚とかじゃありませんよ)。

 右上奥歯が自然に抜けちゃった……(爆)

 治療途中でずっと放置してた自分がいけないんですけど、まさか臼歯が痛みもなくポロって抜けると思わなかったよ; 神経抜いたから? これからどうすればいいのか見当も付かないです。右片方だけ顔痩せするのかな……。まあ、「痛み」が無いのでそんなに身体的ダメージはないんですけどね。

*

 「あしあと機能」スタートしたんですね。使おうかどうしようか考え中、ってことで今はOFFにしてます。あんまり1日何回も見に行っててなにコイツ超暇人、とかストーカー? とか思われちゃうと恥ずかしいから……。あ、皆さまの日記が文字通り「お気に入り」だから暇じゃなくても時間作って何回も訪問しちゃうんですよ(見苦しい言い訳)。更新後は勿論、更新してなくても結構見に行っちゃいます。って自分でもうバラしてるしw

 あ、あとアクセス元表示の話ですが、『CUCKOO ROBIN』そのものでググられた方が約1名いらっしゃいました。今までも『CUCKOO』『ROBIN』どっちかはありましたけど、両方でいらした方は初です。おめでとうございます(?) 何も出ませんけど。ってゆか知り合い?(汗)

*

 それから、レイさんとこのふみぃさんとのコメント遣り取りより、東武鉄道がなにやら改正があるとのこと。自分が普段利用している沿線なのに何にも知りませんでした(汗)。でも同居人さま(わたしより利用頻度高)も知らなかったからいいかー。特急料金が値下げ(ですよね?! 違うかな?)なのは助かりますね♪
ISBN:4907725655 単行本 ニキ リンコ 花風社 2005/07 ¥1,680
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニキ・リンコ
翻訳家。幼い頃から周囲との違和感を感じながら育ち、30代になってアスペルガー症候群(知的面・言語面での遅れを伴わない自閉症スペクトラム)と診断される。翻訳・執筆・講演等を通じて、自閉の内側を語る活動を精力的に続けている

ISBN:4805825898 単行本 ローナ・ウィング 中央法規出版 2005/06 ¥1,260
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウィング,ローナ
英国の精神科医で、自閉症研究における世界的権威の一人。1944年に書かれたオーストリアの小児科医アスペルガーの論文を再評価。典型的自閉症(カナー症候群)と共通する発達特性を持ちながら、表現型の異なる子どもたちの存在をあきらかにし「アスペルガー症候群」という用語を提唱した。全英自閉症協会の創設にも関わり、現在は同会の精神医学顧問を務めている

吉田 友子
東京慈恵会医科大学卒。精神科医師。専門は児童精神医学。横浜市総合リハビリテーションセンター児童精神科、横浜市北部地域療育センター診療係長などを経て、よこはま発達クリニック勤務。ペック研究所を主宰

 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群(AS)・自閉症・高機能自閉症・自閉症スペクトラム(自閉症連続体)・広汎性発達障害・特定不能の広汎性発達障害・アスペルガー障害・自閉性障害・非定型自閉症)のひとは人口の1%いると言われているそうです。1%というと、出会いたいと思うとなかなか見つからないけど知らない間にすれ違っている、って感じだそう。

 AD/HDのひとはもっと身近で、人口の5%はいるみたい。そして、ASのひとには一般人口よりずっと多い割合でAD/HDの特徴が見られるらしいです。
ISBN:407242482X 単行本 司馬 理英子 主婦の友社 2004/12/17 ¥1,575

■出版社/著者からの内容紹介
大好評『のび太・ジャイアン症候群』シリーズの第5弾。落ち着きがない、飽きっぽい、後先を考えず突っ走る。いじめや学業不振の原因がADHD(注意欠陥・多動性障害)であることを日本ではじめて紹介し、子どものADHDの問題を解決へと導いた著者が、今回はじめて家族のADHD・大人のADHDを解説。片づけがへた、 対人関係がうまくいかない、家族関係がギクシャクして、うまく切り盛りできない、といった悩みを持つお母さんのための日常対策を懇切丁寧に紹介する。段取りの悪さを解決し、部屋の片づけの仕方から、献立の作り方、家庭生活を丸くおさめるコツ、家族以外の人とのじょうずな付き合い方にいたるまで、一日のあらゆる生活の場面であなたをしっかりサポート。まさに、お母さんを元気づけるための知恵がぎっしり詰まったワークブックといえよう。特別添付として、「いつでもどこでも役立つADHDお助けマニュアル」も用意。

■目次
序章  ADHDは子どもだけでなく家族のメンバーにも。
    切り盛りするお母さんは大変です。
第1章 お母さん、あなたも実はADHDではありませんか
第2章 大丈夫!こうすれば、あなたもきっとうまくいく1
    《生活全般の段取りの悪さ》はこの手で解決
第3章 大丈夫!こうすれば、あなたもきっとうまくいく2
    《片づけ》がどうしてもうまくいかない人のための実践講座
第4章 大丈夫!こうすれば、あなたもきっとうまくいく3
    《家族関係》がギクシャクしがちな人の解決策とは
第5章 大丈夫!こうすれば、あなたもきっとうまくいく4 
    《家族以外の対人関係》が苦手な人のためのちょっとした対策
    集
第6章 自分を愛そう、自分自身にもっと自信を持とう 

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
司馬 理英子
岡山大学医学部、同大学大学院卒業。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てる中、ADHDについて研鑽を深める。1997年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を執筆、出版。同年帰国し、東京都武蔵野市に軽度発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院。子どもと大人の女性の治療を行っている


 ……あー、シリーズ5出てたんですね。チェックしておこう。

 「ADHD(ADD・AD/HD)って何?」 って思われましたら
 http://www33.ocn.ne.jp/~osamu/ ←ここが情報も実像も的確だと思います。
 「ADHD・雑感」 はかなり思い当たることもあるのではないでしょうか。

 家族は 「理解」 はしていないのでしょうが 「取り敢えず現実の受け入れ」 だけは割りとすんなりしてしまったので、お互い細かいことはすり合わせて折り合いながら生活している感じですね。(頼めば)いろいろ協力もしてくれます。いっぱい感謝しています。
 久しぶりに 「アクセス元表示」 で未だ知らないでいたページを発掘。2000年の公開記事だということだけど……。その頃自分の障害のことを初めて知って(そうじゃないのかと疑って)、いろいろ調べていた時には見付けられなかったのですよね。むしろ書籍を購入して読んでいた時期で。
 http://www.hajime-net.jp/Dr-Kakuta/allergy_seikatu/03/03-07.html
以下一部引用
アレルギーっ子の親もADHDの傾向、アスペルガー症候群の傾向を持っている人が多いので、一度は参考図書を見ておくと日常生活でのアレルギー対策を進める上での気持ちの整理ができると思います。ADHDの傾向・アスペルガー症候群の傾向があると、アレルギー対策として食事療法や生活環境の整備を行なう時、計画(予定表を作る、未来の家族の理想を考えるなど)や実際の生活上のこまごましたこと(料理や掃除など)や日常の会話がうまくできなくなってしまうことがあります。したがって、親にその傾向がある時は、同時に治療が必要な場合があります。

 ADHD・アスペルガー症候群を持つ人が「自分はADHD・アスペルガー症候群である」という認識を持たないまま行動すると、多くの生活上の支障をきたします。特に、子育ての場面では様々な波紋を生み出す可能性があるわけです。

 ADHDの傾向がある親は、行動に一貫性がなく(ある時はダメといい、ある時は良いと許可する)、子どもとの約束が守れないため子どもからの信頼感が得られず、安定した子育てができません。子どももADHD・アスペルガー症候群の傾向があると言うことをなかなか理解できず、一度失敗したことは繰り返して失敗する傾向があるため、叱りつける場面が多くなりがちです。ADHD・アスペルガー症候群の傾向のある人は、待つことが苦手で、日常の生活がうまくできない、劣等感、不安感などのため、イライラが重なり、子どもが着替えや片付けなどをできないことを責めてしまったり、つい子どもを怒鳴ったり、叩いてしまったりすることが増えます。環境汚染物質による性ホルモンへの影響も加わり、子どもを愛そうとしてもなかなか愛情を注ぐことができない自分に嫌気がさし、自己嫌悪感に悩まされ、子育てに自信をなくしてしまいます。その結果、過度の干渉、または、過度の子育て放任になってしまう可能性があります。

 親自身が、ADHD・アスペルガー症候群の傾向のある親(子どもの祖父母)に育てられた場合には、子育てのワザを親から伝えられていないため、また、子ども時代の自分の悲惨な親子関係の思い出等から、自分(親)の子育てがうまくできない可能性もあります。

 「自分はADHDの傾向・アスペルガー症候群の傾向がある」と自覚しADHD・アスペルガー症候群の人の行動を理解している場合、自分の行動がわき道にずれてしまう時は自ら修正し、正しい行動に近づけることができます。子どもと向き合う時も、子どもの幸せを考えて自分の行動をより適切な状態にするように、努力することができます。自分の行動のおかしさを性格だけの原因にして自分だけを責めることなく、落ち着いて考えることができるようになります。「自覚したADHDを持つ人」「自覚したアスペルガー症候群を持つ人」として行動し、生活することが必要なのです。
……なかなか難しいです(言っていることは解るけど)。

 他にも
 http://www.oct.zaq.ne.jp/afalx209/hataclinic/index.html

 薬(SSRI/パキシル)関係のキーワードより。わたしにでも読みやすく理解しやすかったです。

 ところで、もう丸1年新着日記とかから探してみたけれど(なんかやらしいかな)、このDiaryNoteには AD/HD、LD、またはアスペルガー症候群と診断された、って方はいらっしゃらないようですね。単にわたしが探せていないだけかもしれませんが(以前レンタルしていた日記では割と頻繁に見掛けていたのですけど、その日記では相互リンク制度(?)が無かったし、一方的にわたしが読ませて頂いていただけでしたけどね ^^; )。いや、別にだからどうだってことも無いのですが。

*

 今日も昼寝はなし。窓越しですが、いっぱい陽光に当たりました。天気良かったし、家の中は静かだし、猫さまを抱っこしたり撫で撫でしながら(なんて柔らかいの♪)プチ幸せ気分を堪能しました。やっぱりどうしても 「ひとりになって(自分的に)自然で過ごす」 時間をある程度持てないとダメみたいですね、わたしは。もちろん、ひとりは淋しいという感情はあるけれど(だから家族を持ちたいと思ったし、そう行動した)、それでも 「ひとりでいる」 ことが好きです。ホッとする。特に自分の家では。やっとなんとかO.K.出してもいいようなペースが戻ってきた感じです。明日にはどうなっているか解らないけど(爆)。

*

 モモは何事もなく(かなり疲れ気味だけど)帰宅しました。良かった ^-^ 原宿でクレープを食べたそうですよ。浅草にも行ってきたので、人形焼とわたしには菫の絵のポストカードをお土産にくれました。有り難うモモ。あとはレポート書きが大変だけど、そういう細かい作業は大好きだから楽しんで出来るよね ^-^
 超親バカですが、うちのコドモ達は3人とも手先が器用な方で、絵を描くのや工作も上手だし(お菓子作りも)、色使いのセンスもありそうです。わたしに似なくてよかったー(爆)。

*

 今夜も同居人さまの帰宅に間に合わず撃沈; でもって睡眠8時間。あ、ちゃんと寝る前の薬も飲めました。ものの数分でころん、と行っちゃうのでちょっと怖いけど、確実にまとめて眠れるのは嬉しいです。 
 

 

 

 「アスペルガー症候群を知っていますか?」
 http://www.autism.jp/l-00.htm

*

数日前から両方の乳房(ニューボー)が張ってきて下着が触れるだけで痛い。周期が月の後半に入りました、というサインだと言うのは解るけど、まるで授乳中に3時間おきにお乳が貯まってきたような “硬い痛み” だったりするので、現在と過去の記憶が一瞬だけど交差してしまう。赤ちゃん、懐かしいな……。

*

家には3人のコドモが居るけれど、男の子が生まれなかったので、男の子と女の子の両方いる余所のお母さんの 「息子は娘より余計に可愛い」 という気持ちはいつまでも解らない。わたしには経験し得ないことだ。嫁と姑の確執、とかもそうだね。両親共がもう他界しているので、老親の介護という経験もしない(はず)。

わたしは誰にも気づかれない一筋縄では行かないややこしい障害を持って生まれてきてしまったのだけれど、そして、ほんの短時間の肉体労働しか出来ない脳みそと身体みたいだけど、上手くしたもので少しばかり他の面(人間関係の技術)での苦労を除外してもらえているんだ、と思えば不平不満も収められるような気がする。ちょっとストレートに言いすぎですか? 特に他意はないです。

最初から持ってない・居ない というのは、こんなわたしでも年月とともに 「そういうものだ」 と諦めはつくようです。何もしないで諦めることも、散々ジタバタして醜態も晒して人を傷付けて自分も傷ついて、文字通りボロボロになってそれでやっとやっとに諦めることも、両方ありました。ってゆか極端過ぎです; 基本的にはしつこくて 「ギリギリまで諦めきれないタイプ」 だと自分では思います。

周りから見えるわたし、と自分で考えるわたし、にはきっとすごいギャップがあるように感じます。同じものを違う角度から見ているにすぎないんだ、ってことを最近学びましたが……。
ISBN:4907725329 単行本 ニキ リンコ 花風社 2001/09 ¥1,800
■レビュー
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ADD=注意欠陥障害とは、生物学的な不具合がまず根底にあって、そこから心理的、社会的な問題へと波及していく障害である。くわしい症状などについては、第1巻『「わかっているのにできない」脳(1)』を参照していただきたい。
ADDの人は、パソコンでいえばメモリやディスク容量、処理速度が不十分な状態である。プログラムをうまく走らせるためには、まずパソコン本体を修理し、改良してやる必要がある。脳の機能を高める治療がそれにあたるのである。ADDの脳の機能を最大限に高めるには「生物学的治療」(食餌療法、有酸素運動、薬物療法、ニューロフィードバックなど)、「心理学的治療」(コーチングなど)、「社会的治療」(しつけ、対人関係のスキルなど)をバランス良く行っていくことが大切である。
たとえば食餌療法で高タンパク、低炭水化物食を推奨したり、薬物療法では、毎日決まった量のアデラールやリタリンの服用を推奨したりするなど、かなり細かい指示が出されている。なかでも興味深いのは、ニューロフィードバックである。これは頭皮に電極をつけて、脳波の周波数とパターンを調べる。測定された脳波はモニターに表示されるので、患者はこれを見ながら脳波をコントロールする訓練をするのである。発展途上の技術なので、これからが期待される。
「心理学的治療」のコーチングは、専属のコーチの指導の下、前向きな発想を持ち、人生の目標に向かっていく新しい治療法である。また、「社会的治療」では、親や教師の子どもに対する接し方が記されている。

不登校や学級崩壊など、子どもに関連する問題が多い現在では、著者の提唱する方法が効果を発揮するのではないだろうか。ADDに興味のある方にはもちろん、子育てや学校教育に悩んでいる方にも、ぜひおすすめしたい一冊である。(冴木なお)

内容(「BOOK」データベースより)
ADD(注意欠陥障害)の脳の機能を、最高に引き出そう。食事、薬、運動、サプリメント、ニューロフィードバック。自分のADDのタイプがどれかを知れば「ADDとの生活」はよりよいものになる。一万人の脳の画像が語るADDの脳の仕組みと6タイプ別ADD具体的対処法

双子の片割れのもう1冊。こちらはそんなに読み込みませんでした。日本ではちょっと無理でしょう……みたく思っちゃうんですよ。まあ、お金の無いひとは対象外のような感じですし。本を読んでそのように実行すればいいと言われるかと思いますが、自分で枠組みを作り、それを守ることに困難があるから 『障害』 なのだし……。自助努力がしづらい(絶対出来ないとは言いませんけど実りづらいとは言っておく。たとえ高知能の人でもひとりではかなり大変でしょうね)という特性(?)に当事者とそれに関わる周囲の人を困らせているのですから。子供のうちからちゃんと診断されて療育を受けられればまた違うのかもしれませんが。

なんて、後ろ向きっぽい? 
ISBN:4907725310 単行本 ニキ リンコ 花風社 2001/09 ¥1,800

■レビュー
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ADD = 注意欠陥障害、日本ではあまり耳馴染みのない言葉かもしれない。集中力がない、意欲がない、いらいらしやすい、怒りっぽいなどの症状が現われる脳の障害である。しかし、世間では「やる気がない」、「能力が低い」、「ぐうたら」などと誤解されることが多い。また、周囲を巻き込んで多大な迷惑を掛けるケースもあり、人間関係をも難しくする。
彼らが偏見や誤解を受けるのはADDを抱える人たちは外見上、そうでない人たちと何ら変わりはないからである。しかし、ADDの病巣をこの目で確かめることができたら、どうだろうか。著者であるエイメン博士はSPECTと呼ばれる、単光子放射型コンピュータ断層撮影法で、ADDの脳を検査し、実際に目で見て、「ADDは医学的な問題であって、治療が必要なんだ」ということを認知させるのに役立てている。本書では、この撮影法による三次元表面画像がいくつか例として紹介されているが、確かにこれを見れば、誰もが納得するだろう。

ADDには6つのタイプがあり、脳の中で関係している部分がそれぞれ違っていることがわかってきた。基本的には、前前頭皮質という部位の活動が低下しているのだが、そのほかにも側頭葉や、大脳皮質などの活動低下または活動過多が見られる。また、現われる症状もそれぞれに異なる。タイプごとに、実際の患者の症状や治療後の経過などが紹介されているのだが、どれも驚くものばかりである。
たとえば、タイプ1の「典型的ADD」のジョウイー少年は小学校1年生から2年生に上がれず、買い物にも連れて行けないくらい落ちつきがなく、かたときも目が離せない状態であった。しかし、適切な投薬と食事療法により、集中力も増し、落ちついてきたばかりか、数年後には優等生になった。

ADDの人たちは決して、知能が低いわけではない。正しい情報を得、正しい治療を施せば、必ず治る病気なのである。筆者は最後にこう記している。「ADDをかかえる子どもたち、若者たち、大人たち、そしてその親たちには、はっきり伝えなくてはならない。あなたがたの罪ではない。原因はあなたがたではない。希望はある」。(冴木なお)

内容(「BOOK」データベースより)
ADD(注意欠陥障害)は実在の障害なのか?それともただの言い訳なのか?本書の登場で、こんな論争には終止符が打たれる。一万人の脳の画像が語るADDの脳の仕組みと6タイプ別ADD具体的対処法。
■『自分語』覚書

2001年10月、勇気を振り絞って成人ADD/ADHD専門クリニックの初診予約を取る為に電話を入れた。当時で、*1年9ヶ月待ちですがそれでも宜しいでしょうか?と言われて、返事をするまで30秒は躊躇してしまった。「今、困っている」 から何とかしたいと、割と切羽詰って思い詰めていたので、約2年という年月はとてつもなく遠く感じた。それでも、どうしても専門医に診てもらいたかったので(ADDという症状を知った上で、可能性を考慮してもらえる上での他の疾患との鑑別が出来ないと意味がないように思えたので)、わたしは1年9ヶ月を待つことに決めた。

今だからそう考えられるのだが、もしかして、そんなに意地にならずとも地元の精神科へ行って症状を改善する薬を出してもらっていても、自分は立ち直れたかもしれない……などと思えてくる。でも。何故だろう、あの頃は 「ADD(であることを)否定される」 のがとても怖くて辛いことだと感じていたし、納得が行かない、傷付けられるような態度を取られでもしたら発狂しそうな苦しみがあったと思う(多分にわたしの偏見や被害妄想も入っていたのだけれども)。「障害名」 に固執していたわけではないけれど、考慮されないかもしれない、というのは診察を受ける意味すら疑うようなイキオイだったのだ。 今はあの頃よりは少しは事情が変わっているかもしれないけれど、それでも医療機関でADDの(それだけじゃなくても)患者に出来ることは限られているんじゃないかと思う。本人の意識と努力次第だったりするのだと……。わたしなんてまだまだ社会性というものが未熟だ。 知った上で 「自分はこうだから……」 という気持ちをいちばんで行動するのがいいのか、無理しても普通に振舞えるようになる可能性を常に考えて行動すればいいのか、良く解かっていない。  ただ、自分的には 「誠実でいる」 ことで得られるものが大事だと思うけど……。

何にせよ、わたしにとっては 「診断された(しかもアスペルガー傾向とLDもあり)」 ことと、薬の恩恵は十分感じられる。

お金さえあればアメリカのエイメンクリニックまで行きたいというイキオイもあったかも……(爆) いえ、もちろんわたしにはどう考えても不可能なことですけど。 英語も喋れないし; 現在日本で保険診療を受けられる自分はかなり幸せなんだ、と言うことも実感しています。

*現在は予約が10年を越えてしまい、一時新患予約をストップ中。
ISBN:4924339962 単行本 篁 倫子 文教資料協会 2004/02 ¥2,100

この前NETで注文した花風社刊の 『リタリンを飲むなら、知っておきたいこと』 は一通り目を通しました(完全に理解するまで読んだ、とは言えないけれど…)。もう1冊、「リタリン」 で検索するとこの本が出て来たので、此方もいずれ読んでみたいと思うところ。日曜日にオオミヤの大きい書店に置いてあったのを見たのですが、あの日は何も立ち読みせずにふらふら歩いているだけだったし。どんどん新しい本が出版されて、自分が追いついて行けない状態。どの本も上っ面だけをなぞっているだけのような感じだし;(あ、自分の読み方です。本が、ってことではナイですよ!) やっぱり手記や小説を読む時の方がまだ集中力高いですね。

■レビュー(「MARC」データベースより)
ADHDの薬として世界的に使用され、数多くの論争の種となっているリタリンについて、ADHDの大人及びADHDの子供を持つ親、教師向けに薬物療法の方法、疑問等、注意事項を具体的に解説。

■目次
第1部 リタリンを討議する(嵐のただ中―混乱と論争がいっぱい
薬物治療の神話―薬物治療に関する真実と誤信)
第2部 リタリンをこえて(リタリンでADHDを診断しないのはなぜか?―いかに正しい診断を得るか
薬物治療の前に試みること―学校、家庭、職場での選択肢
薬物治療が必要になるとき―最良の適応を見つけるために
なぜ教室で課題に向かっているだけでは不十分なのか―学習と達成度を高めるために
読み間違いのジレンマ―社会性の問題の解決
ADHDの心を向け直すこと―自己制御を学ぶこと ほか)

ところで、わたし自身はいつまで薬を服み続けるのだろう?とふと考えてしまう。具体的なトレーニングが出来るような環境ではないもので。
そうは言っても、生きていく限り毎日が本番ですよね。現実の中で繰り返し失敗しながらも憶えて、慣れていくように努力するしかないかと……。自分で選択肢を狭めることもないのかな?

……まだ課題は終りませんね。
ISBN:4072376302 単行本 千谷 史子 主婦の友社 2003/08/31 ¥1,575

 

 

 
レビュー
■内容(「MARC」データベースより)
不注意、衝動的、落ち着きがないという、一見、ADHDのように見えるが、実は全く異なるアスペルガー症候群である子どもの家庭でのサポート法、幼稚園や学校での対処法など、誤解の多い子どもたちを救う解決法を示す。

出版社 販売情報室, 2003/09/02
この接し方がアスペルガーの子を救い、能力を引き伸ばす
不注意、衝動的、落ち着きがないという、一見、ADHD(注意欠陥多動性障害)のように見えるが、実は全く異なる障害であるアスペルガー症候群。その特徴、ADHDとどこがどう異なるか、家庭で親はどのようにサポートしていけばよいか、友だちができず、いじめに合い、教師に理解されないなど、幼稚園や学校で巻き込まれるトラブルを回避するために、どのように学校や園で対処してもらうかなど、この誤解多い子どもたちを救うためのあらゆる解決法を具体的に解説した初めての本。

本書の内容
●序章/ADHDにそっくり、でもちょっと変わった子どもたちがここに
●第1章/ADHDとアスペルガー症候群はどこがどう違うのか
●第2章/−−幼稚園から小・中・高校生まで−−こんな子どもはアスペルガー症候群
●第3章/家庭での子育て、接し方はどうすればよいか
●第4章/幼稚園、学校の先生がたへ。子どもがトラブルに巻き込まれないために、ぜひ実行していただきたいこと
●第5章/アスペルガー症候群の症状をやわらげてくれる治療法


どうして、そういうことを言っては(しては)いけないのか、が「解らない」からしてしまうのと、解ってはいるけど、どうしてもそうやってしまう、という違いかな?
ISBN:4750318353 単行本 田中 康雄 明石書店 2003/12 ¥1,890

 

 

 
 
レビュー
■内容(「MARC」データベースより)
アスペルガー症候群は国境のない精神発達障害であり、決して極めて稀なものではない。医師のみにとどまらず、すべての人に共通の知識基盤を与えることを目的に、その定義、発生率、症状、診断と検査、長期的予後などを述べる。

■目次
定義
発生率
小児期の症状
思春期の症状
併発する精神障害・社会的障害
その他の問題
アスペルガー症候群の人の優れた能力
背景因子
認知神経心理学的研究
診断と検査
長期予後―成人期のアスペルガー症候群
かかわり方・介入・治療
誰に相談するか?
アスペルガー症候群だったかもしれない著名な天才たち
症例紹介


購入して読書中、ということで取り敢えずの覚書。
診断スケールが付いているのですが、自分にも傾向があるかどうかのチェックは出来るかも知れないけど、何しろ素人ですから自分ではどうこうできないことですし。基準(各スケールの流儀?)によって過剰or過少診断になってしまうこともあるそう。特に社会に適応出来ているが、グレーゾーンのひと辺りが診断されずにいるんじゃないかと(それでもかなり苦労して身に付けたことでもあったりする)。わたし的には、出来れば世界中の診断基準が統一されて欲しいと思っちゃいます。各専門家によって診断されたりされなかったりでは自分に対しても捕らえどころがないですから…。医療機関を訪れる、ということは本人が何かしら当てはまる部分を持っている(自覚)ということでもあるしね(でも、診察の結果、別の疾患である可能性もある)。

……とは言ったものの「ここからここまで」が障害です、という境界線が明確にある訳ではない以上(スペクトラム=連続体)、診断を下す医師の考えに依ることは当然そうならざるを得ないのだろう。
ISBN:4750319015 単行本 小野 次朗 明石書店 2004/05 ¥2,310

自分の持って生まれたLD(Learning Disorder)というのが、これ(非言語性LD,Nonverbal Learning Disroder)なのではないか、とこの本の解説を読んでそう思った(自己診断で思い込むのは危険ですが、どこがどう弱いのか、といった当ては外れてないと思う)。引用になるが、「こうした子どもたちは、社交性に欠け、身体的に不器用で、算数と視覚-空間処理全般に問題があるが、言語表出という点では優れていた。」 1975年にはこういう研究・報告が発表されていたということです。1975年、といえばわたしは小学3年生。なんか、その頃に日本でももっと啓蒙が進められていたら、十分間に合ったのではないかという思いがするのですが……。それでもなんとかここまで辿り着いた、やってこれた、という事実もある。すごい回り道したかもしれないけど。基本的に障害(ウィークポイント)が無くなった訳ではないのですが、わたしの場合、周囲のわたしへの思いやり深い説明と寛容さに守られているのもきっと事実だと思う。

レビュー

■内容(「MARC」データベースより)
非言語性学習障害、アスペルガー症候群と呼ばれている子どもたちの教育・指導を考慮する際に非常に有用な指導書。医学的・心理学的概要、子どもたちが抱えている機能障害、機能障害に対する対処・指導方法等について解説。

■目次
第1部 非言語性学習障害およびアスペルガー症候群と関連のある症状の概観(非言語性学習障害およびアスペルガー症候群とは
長所と短所
非言語性学習障害やアスペルガー症候群の子どもを理解することが、なぜ重要か)
第2部 非言語性学習障害とアスペルガー症候群の影響(異なることばを話す子どもたち:ソーシャルスキルの発達と社会的情緒的機能
空間での混迷:視覚‐空間処理と感覚統合
問題の根源:情報処理と組織化・系統化の問題)
第3部 何をすればよいのか?対応と計画(「わかること」:情報の組織化・系統化スキルと情報処理の障害への対処
学び方を身につける:学習体験を成功させるための指導
動きのなかの身体:視覚‐空間処理と感覚‐運動統合の障害に対処する ほか)


自分で出来ることはなんとかやって行こう。きっとピッタリ合うやりかただってあると思うから。
ISBN:4907725140 単行本 ニキ リンコ 花風社 2000/04 ¥1,785

ついたちの日に入手した、成人してから高機能自閉症と診断された女性の手記です。著者のグニラ・ガーランドはスウェーデン人。2年前からこの本のことは知っていたのだけれど(翻訳されたニキ リンコ氏のサイトで)、この前やっと縁あって(?)わたしの手許にやってきました。いえ、NETの通販で申し込めばすぐだったんですけどね; 直に手にとってから購入できたのが嬉しかったのです。

■目次

愛してもらうには見返りがいるの?
私の"言葉"は役に立たないの?
人はみな同じ顔をしているの?
両親は愛さなくちゃいけないの?
「お友だち」って何?
「いじめられる」って何?
どうして「学校」に行かなくちゃいけないの?
いじめられっ子になったとき
お医者さんごっこ
私は「だめな子」なの?
どうして私には「世界」がわからないの?
私は「大人たちのごみ箱」なの?
ドラッグ、アルコール、セックス
母と見た地獄
裏の世界からの脱出
本物の人間になりたい
仕事との出会い
「普通」の男性との出会い
自分は自分の専門家
今の私

■内容(「MARC」データベースより)
いじめられた。仲間はずれにされた。ずっと「世界」になじめなかった。大人になってわかった。私は「普通」と違う脳の持ち主だったんだって。「高機能自閉症」に悩んだ著者が「救い」を見出すまでの全記録。


*

■服薬メモ

昨日から朝・昼のリタリンの量を1/2Tから1Tに増やしました。そうしたら、さすがに眠気が起こらなくなったのがすごい。今、仕事から帰ってきてもう2時間になりますが、まだまだスッキリ起きていられるし、身体を動かすのも苦になっていません(てゆか、夜だってかなり早く寝てるんですけどね。普通はあれだけ寝たら昼寝なんてしないぞ、と言われるくらい;)。と、言うことは、今まで最適な効果が顕われない量のまま服み続けていたってことですね。なんか勿体無かった……。仕事している間中もう約10ヶ月服み続けていたので、リタリンの効き目の見直しをすっかり考え付かずにいました。少しずつ耐性が付いてしまっているようです(去年までは確実に1/2で効いていたので)。どんな薬でも長期に渡って服用を続けていれば、何かしら副作用や耐性が付いたりもあるのでしょうが、薬とは一生の付き合いかもしれないので、出来るだけ安全で依存・耐性の付き難いAD/HDの薬が早く国内で認可されるのを期待してしまいます(メチルフェニデートなら徐放剤タイプとか)。でもアメリカの新薬の情報も全てを鵜呑みに出来ないしなあ。日本はヘンな所で甘くて、ヘンに認可に厳しかったりするし……。自分が服む以上、薬事情にも素人じゃいられないみたいです。精神神経科関係の薬については恐ろしい話を十分見聞きしたことだし(いや、まだまだあると思うけど)、わたしは絶対に濫用なんてしないもんね、と心に誓う。痛いのも苦しいのも怖いし嫌だから(胃洗浄なんて想像しただけでガクブル)。

*

■お仕事

いつもより15分早く出勤して、電源入れてあっちこっち準備して、通路に積んであった今日のデリカを運び入れ、店内の売れ残り処理、掃き&拭き掃除、洗うものは洗い、記入するものは記入、と忙しく動き回るも気が付けばタイムカード通すのを忘れていて、結局いつもと変わらない時間に出勤したことになってしまった。しょぼん。

――荷物は1便で山ほど届いてました。とんかつ・アジフライ・タラフライ・鶏ももから揚げ・豚ロース串カツなどなど……。これで出すものには困りませんが、片付けるの大変だろうな ^^; それから暑くなってきたので冷やしざる蕎麦・うどん・冷やし中華なども来るようになりました。太巻きやお稲荷さんを詰めて298〜350円で出します。あんまり売れないんだけどね;; 105円のシンプルな蕎麦・うどんもあります。わたしなんかは更に半額になるとよくお昼用に買っちゃいます(せこっ)。

そのうちAさんも出勤して来て、ふたりで協力して早いとこ店内に出すものを出して、棚卸です。ふたりだとやっぱり大変。わたしが記入係りでAさんが数えるのと冷凍庫の整理・打ち込み係り。また設定時間をオーバーしてしまった; 最後に油落としと日計表の記入と元栓・電源切ったか確認をしていとふゆ。トータル4.5時間。明日はまた公休です。

*

今夜のおかずは「青椒肉絲」と「干焼蝦仁」の中華2本立てにしました。特売の合わせ調味料使いですけどね ^^;

チンジャオの方はともかく、エビチリのエビ、殻付きのちょっとイイやつを買ってしまったので、下拵え(殻を剥いて、腸(わた)を取る等の作業)が大変だったのでした。気持ち悪いし; エビのつゆ(体液?)にアレルギーがあるのか、剥いているうちに指がものすごく痛痒くなったりする。爪の中まで…それも気持ち悪い。そんなわたしの努力の甲斐あって、出来上がったお料理は家族には好評でした♪ 特にモモは非常にエビが好物なので顔がニコニコしてましたね ^-^ チビ子はエビの「ぷりっ」という食感がダメで、全然食べなかったのですけど。わたしはピーマンがダメ ×× 大体、唐辛子系とは身体の相性が合わないのです。
ISBN:4750319171 単行本 田中 康雄 明石書店 2004/05 ¥1,890

 

 

 
■目次

第1章 母親の使命―このつながりのどこがそれほど重要なのですか?
第2章 ますば定義から―自閉症スペクトラムと注意欠陥障害の間のかすかな境界線
第3章 自閉症とADHDのどちらだろう―類似は偶然ではない
第4章 現行の診断法の問題点―ADHD診断法がいかに誤診へつながっているか
第5章 変わっていく自閉症の姿―幼児期から思春期までの発達段階
第6章 職業と人間関係―ADHDもしくはアスペルガー症候群を持つ成人
第7章 ADHDと自閉症の治療―外観
第8章 勝利―ADHDと自閉症のある人々のユニークな功績と達成への賛美
結論 新しい始まり

■本の内容(イーエスブックスより)

本書の目的は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と、広汎性発達障害(PDD)として知られている一連の障害との間の類似性を探ることである。これらの障害の違いは、臨床上の分け方と障害の重さの問題である。これらの障害が似た様相を持つこと、特に社会性の欠如が類似することを理解すると、手助けをしようとする人たちにとって利するところがあるだろう。これらの障害が関連を持つ可能性を視野に入れれば、臨床医は患者が一番必要としていることにより的確に対応できるだろう。


5月に出たばかりの新刊です。今度探してみよう。

*

ところで、やっとわたしのお給料日になりました♪ 微々たる金額ですが、一応先月より数千円アップ(時間が長い日が結構あったので)が嬉しいですね。店の売上は…昨年比でどうしても下回っているのですが、惣菜部門だけで言えばなんとか順調に売上が伸びているので、この調子で頑張りたいところです。もう詰まらないことで仕事場のメンバーと仲違いはしたくないな。協力し合うのが本当のところだと思うし。3人になっちゃったからね。

お休み1日目は家でのんびりだらだらで終わってしまいました。何しろ暑くて暑くて……。今日普段通り会社&学校だったのは同居人さまとチビ子だけでした。タマとモモは土曜日の振替休日。わたしは2連休ってことで。モモは午前中だけ部活がありましたが。その間タマとじっくり(?)語り合ったりして中々面白かったです。昔と今時の高校生事情とか……。でもわたしはあまり一般的な生活を送った高校生じゃなかったし、タマもあんまり今時の娘っぽくないというか、独自の考えとかあるので、ものすごくずれた会話だったかもしれないです。

*

今夜はチルドの春巻き(半額だったので)を買ってきて家で揚げました。あとはポテトサラダと子持ちししゃもとしそ昆布、大根のおみおつけ。そろそろ何時もの我が家の質素なメニューに戻さないと(笑)

夜はあんまり眠かったので、同居人さまと二言三言しか言葉を交わしてません。雨に降られて大変だった、とか、急に降ってきたみたいで途中でビニール傘を買ったとか。わたしは涼しくなったのでちょっと嬉しい雨でした。チビ子は明日学校のプール開きなので、いそいそと水着やなんか自分で用意していたので、ちょっと可哀相なのですが。まあ、夏はまだこれから、ってことだし……。ね。

*

■今日知ったこと

『AD/HD&BODY』という本から知ったのですが、PMS(月経前症候群)と言われる症状は、身体症状が主で(乳房痛・腸にガスがたまる・頭痛等)、気分の変調はさほど重くない場合で、身体の変調により家庭や職場などで役割が果たせなかったり、人との付き合いも上手く行かないくらいの症状のことを指すのだそうです。身体症状より、主に気分の障害(イライラ・緊張・落ち込み・気分の変わりやすさ等)が症状で出る場合はPMDD(月経前不快気分障害)と言うのだそうです。へぇーー。今まで両方一緒くたに思ってました。

診断基準を読むと(素人判断ですが)、わたしはまだ軽度な方で(でも期間が長い)、医学的には厳密にPMS・PMDDとは診断できないかもしれない、と思いましたが、それなりになんかダラダラと体調の勝れない症状も辛いですけどね。人に対して過剰反応したりして危険かも?(爆/でもレベル1くらいでしょう……ただの小鳥だし)

それで、PMS・PMDDにはやっぱりセロトニン濃度に異常をきたしている場合が多いらしいです。そう言えば、わたしはSSRIで「気分」の方は少し症状が緩和しているかもしれない……。身体症状にはまた別の対策が必要なのかも。エストロゲン(ホルモン)とか。よく解かってないですが(汗)。

昔は月経前のことは特に何も語られずに、月経中にイライラしたり、悲しい気分になったりしやすい(もちろん普段より体調の変化が顕著ですから、気分は変わりやすいかもしれません。貧血や腹痛とかもあるし)、と頭にインプットされていたものですが、わたしはなんかちょっと違うとずっと思ってきたから(母親にも指摘されていた)、いろいろ医学的に解明されていくのは長年の謎が解けて喜ばしいことだと思います。

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