ISBN:4088603028 − 清原 なつの 集英社 1993/06 ¥561

 

 

 

今日は店長から呼び出しが掛かって、今居る惣菜部から精肉部へ行って欲しいと話があった。精肉のパートのFさんが、家庭の事情で今月20日に仕事を辞めるので、人手が足りない、というのだ(現在チーフとパートさんふたり)。こっち(惣菜)も100弁当導入で、ふたりじゃこなし切れない仕事に追われているのに……。以前より出勤日数減らされて、その中でも時間厳守を心掛けてみんなギリギリで頑張っている。賃金にして1月以降は約2万円強減らされているのだ。去年1年間でユニフォームだって一着のみ。夏場に半袖を支給してくれることさえしなかった。そんなことはまあ、どうでもいいのですが、何故わたしが話を持ちかけられたのか……。

要するに、惣菜のパートの中ではわたしが一番「居なくなっても困らない人物」にされているんじゃないか?と言うこと、わたしが一番断りづらいと思われていること、が頭を過ぎった。さすがに、解かりました、とは即答出来ない。考えてからお返事させてください、と言って取り敢えず保留。

わたしの側からすれば答えは決まっている。そんなのいやだ。今更持ち場を変わりたくない。ここまで慣れるのにどれだけの思いしたのか……。

Dさんはお気楽に「すぐ慣れるわよ、しょうがないじゃない困ってるし」とのたまう。じゃあ、自分が呼び出しされたらそう言えるのかよ?それならDさんが精肉行けばいいじゃん!わたしを厄介払い出来たら自分の勤務日数が増えるとか思って喜んでいるのか?と被害妄想。わたしもアレだけど、Dさんはやっぱりひとのことなんてどうでもいいらしいね(苦笑)。Aさんは後でこっそり、「自分が行くのいやだったらハッキリ言った方がいいよ」と言ってくれた。

夜、同居人さまが帰ってきてから相談する。またしても「なんだそれ、もう辞めてもいいよ。むしろ辞めろ」と念押しされてしまった。少し家にいて充電してから次の仕事をゆっくり探せばいい、とも言われる。

わたしは「辞めたいわけではないが、持ち場を変わりたくない。もっと存在を認めて欲しい」ということだけなんだけど……。明日は休みなので、明後日そのように返事して、それでも頼まれたら辞めます、と言わなければならない。約束してしまった。でも、無事言い出せるか躊躇ってしまっている。

どうしよう……。

*

久しぶりにタマと喧嘩しました。彼女は正当に努力すれば自分の中に在るもので十分自己実現出来るだろうと思う。コドモ3人の中でいちばんそう思えてしまう。って、それが直接の喧嘩の原因というわけではないのですが。ちょっと気に入らないことをするので止めてよ、と言ったらすごい口答えしてくるので……。遣り取りを聞いてた筈の同居人さまは知らん顔。これがモモとチビ子だったら確実に許されない状況なのに。無性に頭に来る。わたしはまた頭がおかしくなっているのかな。被害妄想なのか、タマはコドモの中で同居人さまにいちばん優しく扱われている、と感じる。モモやチビ子が不憫だ。タマが口答えや厭味を言ったら同じように怒ればいい、などと思ってしまう。じゃなきゃ、モモとチビ子にも(わたしにも)もっと優しくしてくれたっていいじゃん、と思う。自分を棚に上げて、自分に出来ないことを求めてしまう。赤の他人の子を一緒に育ててくれているのに。これはただ事実なだけで、大きな問題ではなく、問題なのはわたしの被害妄想の方なのは判っているのだけど。別に同居人さまが今回の喧嘩でもタマを庇ったわけではない。ふたり(同居人さまとタマ)は、ある部分では何段もわたしよりずっとオトナなので、わたしが空回りして勝手に僻んでしまうのだ。なんか最低…<自分が

仲直りして、その後少し頭を冷やしにひとりで外出する。深夜1時まで開いてる本屋でまた衝動買いしてしまった(冷えてないし;)。ひとりでファミレスに入り、珈琲とチーズケーキを食して帰宅。あんなに昼も夜も眠かったのはどうしちゃったのか、と思うくらい目が冴えてしまっている。どうしようもないのは、こういう状態がイヤじゃないこと。夜型でいることを楽しく感じてしまう。

*

そう言えば、モモとチビ子がふたりで買い物に行ったとき、弟に偶然遇った、と言っていた。弟の方から車の中から話し掛けられて、元気か?などとちょっと話をしたらしい。弟は絶縁を宣言して行った日から、電話番号も換えて一切連絡を絶っていた(る)ので、こちらからはどうにも出来なかったので存在確認が出来て少しホッとした。まだどうにも出来ないけど(気力が出ない)。

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