ISBN:4750318353 単行本 田中 康雄 明石書店 2003/12 ¥1,890

 

 

 
 
レビュー
■内容(「MARC」データベースより)
アスペルガー症候群は国境のない精神発達障害であり、決して極めて稀なものではない。医師のみにとどまらず、すべての人に共通の知識基盤を与えることを目的に、その定義、発生率、症状、診断と検査、長期的予後などを述べる。

■目次
定義
発生率
小児期の症状
思春期の症状
併発する精神障害・社会的障害
その他の問題
アスペルガー症候群の人の優れた能力
背景因子
認知神経心理学的研究
診断と検査
長期予後―成人期のアスペルガー症候群
かかわり方・介入・治療
誰に相談するか?
アスペルガー症候群だったかもしれない著名な天才たち
症例紹介


購入して読書中、ということで取り敢えずの覚書。
診断スケールが付いているのですが、自分にも傾向があるかどうかのチェックは出来るかも知れないけど、何しろ素人ですから自分ではどうこうできないことですし。基準(各スケールの流儀?)によって過剰or過少診断になってしまうこともあるそう。特に社会に適応出来ているが、グレーゾーンのひと辺りが診断されずにいるんじゃないかと(それでもかなり苦労して身に付けたことでもあったりする)。わたし的には、出来れば世界中の診断基準が統一されて欲しいと思っちゃいます。各専門家によって診断されたりされなかったりでは自分に対しても捕らえどころがないですから…。医療機関を訪れる、ということは本人が何かしら当てはまる部分を持っている(自覚)ということでもあるしね(でも、診察の結果、別の疾患である可能性もある)。

……とは言ったものの「ここからここまで」が障害です、という境界線が明確にある訳ではない以上(スペクトラム=連続体)、診断を下す医師の考えに依ることは当然そうならざるを得ないのだろう。

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