ISBN:4101174016 文庫 森 茉莉 新潮社 ¥580
昭和30年代に書かれた小説なのですが、今でも新潮文庫で出ていて、細々と(?)読まれ続けている1冊です。
表題作他4編が収録されていますが、わたしの個人的に好きな順は「ボッチチェリの扉」>「恋人たちの森」=「日曜日には僕は行かない」>「枯葉の寝床」ってカンジです。
久々に1日掛かりで読み返しました。真剣に掛からないと負ける。
■内容(「BOOK」データベースより)
愛される少年。愛する男。男同士を嫉妬しながら少年を母のように抱く少女。そして、恋人を美少年の魅力から取り戻そうとする黄昏の女の破滅的な情炎。頽廃と純真の綾なす官能の世界を、言葉の贅を尽して描く表題作。愛する少年を奪われる前に殺し、自らも息絶えた男の鮮烈な最期。禁じられた恋の光輝と悲傷を雪の武蔵野に綴る『枯葉の寝床』など、鬼才のロマン全4編を収録。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森 茉莉
1903‐1987。東京千駄木生れ。森鴎外と二度目の妻志げの長女。生来病弱だったため、特に父の溺愛をうけて成長した。さらに20代での二度の離婚経験、初婚時代の滞仏体験を経て、幻想的な芸術世界を艶美繊細に築きあげる文学的資質が開花した。50歳を過ぎて父の回想記『父の帽子』(1957、日本エッセイスト・クラブ賞)で評価を得、その後は独自の創作を展開した。主著は『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
昭和30年代に書かれた小説なのですが、今でも新潮文庫で出ていて、細々と(?)読まれ続けている1冊です。
表題作他4編が収録されていますが、わたしの個人的に好きな順は「ボッチチェリの扉」>「恋人たちの森」=「日曜日には僕は行かない」>「枯葉の寝床」ってカンジです。
久々に1日掛かりで読み返しました。真剣に掛からないと負ける。
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