ふと思い出したこと
 わたしがAS・ADHD・LDの3つの傾向を併せ持つ脳のタイプと診断されたのは、もう5年前のことになります。
 普段と違う場所に行くことになったり、普段と違う特別なことが起きたり、普段めったに会わない人との会話のつなげ方、普段と違う行動を(暗黙の了解の上で)しなくてはならない時にはそれがいちいち難しく、「空気嫁」的なことしちゃったり、素で勘違いな言動しちゃったり(本人は大真面目w)があとを絶ちませんが、自分の普段の行動エリアでの日常的な行動や、いつも顔を合わせている、会話を重ねているひと達との間での妙ちきりんな失敗・トラブル、とかは随分減りました。今でも厳しいのは「(人並みの)時間管理」と「相手が何を思っているのかをリアルタイムで読み取る」ことでしょうか(前者はともかく、後者は多分頑張れば頑張るだけ墓穴な気がしてます;)。あと、「感覚過敏」もかなりあるのですが、これは幸いなことに薬が効いて大分楽になっています。

 こんなこと言うと後ろ向きに思われるかもしれませんが、この脳のタイプは少数派で、多数派(定型発達の人達)とは得手不得手がかなり違うので、多数派が生まれつきまたは経験によって普通にできることの習得が難しかったりと、やはり「本人の努力ではどうにもならない」ことはそれなりにありますね。だから定型発達ではないという「診断」が付いたわけですし、現在の段階ではAS・ADHD・LD等の発達障害は「生まれつき」で「一生その脳の特徴と付き合う」ものだとされています。

 わたしは今まで結構それを「言い訳」にして、ついでにしょっちゅう悲観してもきましたが、5年経った今、ふと思い出すまで普段そういうことをかなり忘れていて、忘れていられるってことは「言い訳」を言ったり考えたりする時間が以前より随分減ったからなんじゃないかということに最近気が付きました。

 それがなんか嬉しかったので、長々と書いてしまいました。

 努力しても出来ないことじゃなくて、努力すれば確実に(もちろん、少しずつ徐々にでも、人よりスロウペースでも構わないのです!)上手くいくことにチカラを入れる、そして少しずつ度々嬉しい結果が出る、楽しくなる、のサイクルを掴めると、(気持ちの上で)段々前に進みやすくなるようです。わたしの場合ですが。
 それと「生きていくのがラクになる」ということとはちょっと違いますけどね……。それは自分だけじゃなく誰にとってもそうだと思うから。


 えーと……相変わらず纏まらないですね(爆)

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