わたしがまだ幼くて、常識どころかマナーさえよく心得ていなかった頃、ものすごい「電話魔」でした。
その当時はネットはもちろん、携帯などもまだありませんでしたから、家電か公衆電話で、親もビックリするくらい電話を掛けまくっていましたね。
そして、(同級生同士だったりすると)あんまり相手の都合とか、時間とか、考えていませんでした。どーでもいい長話に付き合ってくれる人もいれば、家族が電話口に出て、絶対取り次いでくれない家もあったりして、わたしはそれでもめげずに自己都合で今、自分が、話したい人に電話を掛けまくっていました。
なんでこんな話を書いてるのかというと…「人と疎遠になる」始まりを思い出したので。
ある時を境に、わたしはぱったり電話を掛けなくなったからです。完璧な状況は思い出せませんが、多分、わたしが頼りにしていた人から「あんたのやっていることは常識外れの迷惑だ」ということをハッキリ言い含められたことがあったのです。
それ以来、「その人に・いつ・どういう話なら」電話をしていいのかがさっぱり解らないまま、結局「自分の話を自己都合で話して相手の時間を拘束するのは悪いことだ」と極論づけて、誰にも思ったことをしゃべる(ために電話を掛ける)のをやめてしまいました。
そう、わたしには大して「話さなければ」という理由が「自己都合」以外になかったのですね。
今では「用事」がなければ自分から電話を掛けることはほとんどありません。「用事」がなければ何年でも、めったに会えない人でもずっとそのまま時が止まっています。
だんなさんには「お世話になった人には時々電話でいいからお伺いをたてるものだよ」と言われても、「話さなければならないこと」が特にないので、自分からはできないのです。気が付いたら「迷惑っこ」から「恩知らず」へと呼び名が変わってしまったみたいです。
匙加減、ということを知らなかったのは痛いですね。
今、10年近く音信不通にしていて、今更「現在の状況を知らせ合う」なんて(特に親戚の高齢化とか)怖くてとてもできないのです……。それに、向こうさまからもわたしに連絡がない、ってことは、「わたしの耳に入れるべき話はない」か「わたしと係わりたくない」としか考えられませんからね……。
この前、30年来の友達に自分から電話ができたのは、最初に彼女の方からブランクを越えてアクションしてくれたからです。引っ越した後も前のアパートの大家さんに訊いて、長女の仕事先まで手紙を届けてくれたからです。本当に嬉しくてありがたかった。
ところでわたしは「どうすれば人が喜ぶ(満足する)のか」が、よくわかりません。毎日一緒に暮らしている自分のコドモのことでもハズレがあるのに、何年も会ってない人のことはほとんど予想すらできません。わたしが良かれと思ってもし迷惑だったら…というのが怖いから。怒られるのが辛いし。やっぱり自分で自分を傷つけるのは嫌だったりしますから。
だから結局今のままでは何もできないのですね…。
その当時はネットはもちろん、携帯などもまだありませんでしたから、家電か公衆電話で、親もビックリするくらい電話を掛けまくっていましたね。
そして、(同級生同士だったりすると)あんまり相手の都合とか、時間とか、考えていませんでした。どーでもいい長話に付き合ってくれる人もいれば、家族が電話口に出て、絶対取り次いでくれない家もあったりして、わたしはそれでもめげずに自己都合で今、自分が、話したい人に電話を掛けまくっていました。
なんでこんな話を書いてるのかというと…「人と疎遠になる」始まりを思い出したので。
ある時を境に、わたしはぱったり電話を掛けなくなったからです。完璧な状況は思い出せませんが、多分、わたしが頼りにしていた人から「あんたのやっていることは常識外れの迷惑だ」ということをハッキリ言い含められたことがあったのです。
それ以来、「その人に・いつ・どういう話なら」電話をしていいのかがさっぱり解らないまま、結局「自分の話を自己都合で話して相手の時間を拘束するのは悪いことだ」と極論づけて、誰にも思ったことをしゃべる(ために電話を掛ける)のをやめてしまいました。
そう、わたしには大して「話さなければ」という理由が「自己都合」以外になかったのですね。
今では「用事」がなければ自分から電話を掛けることはほとんどありません。「用事」がなければ何年でも、めったに会えない人でもずっとそのまま時が止まっています。
だんなさんには「お世話になった人には時々電話でいいからお伺いをたてるものだよ」と言われても、「話さなければならないこと」が特にないので、自分からはできないのです。気が付いたら「迷惑っこ」から「恩知らず」へと呼び名が変わってしまったみたいです。
匙加減、ということを知らなかったのは痛いですね。
今、10年近く音信不通にしていて、今更「現在の状況を知らせ合う」なんて(特に親戚の高齢化とか)怖くてとてもできないのです……。それに、向こうさまからもわたしに連絡がない、ってことは、「わたしの耳に入れるべき話はない」か「わたしと係わりたくない」としか考えられませんからね……。
この前、30年来の友達に自分から電話ができたのは、最初に彼女の方からブランクを越えてアクションしてくれたからです。引っ越した後も前のアパートの大家さんに訊いて、長女の仕事先まで手紙を届けてくれたからです。本当に嬉しくてありがたかった。
ところでわたしは「どうすれば人が喜ぶ(満足する)のか」が、よくわかりません。毎日一緒に暮らしている自分のコドモのことでもハズレがあるのに、何年も会ってない人のことはほとんど予想すらできません。わたしが良かれと思ってもし迷惑だったら…というのが怖いから。怒られるのが辛いし。やっぱり自分で自分を傷つけるのは嫌だったりしますから。
だから結局今のままでは何もできないのですね…。
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