緩やかに時が流れる 追記
 やや蒸し暑くなった午後3時。いつも低空飛行のわたしにもめったにない「冴え日」がやってきた感じ。寝醒めから身体も頭の中も非常にスッキリしている(当社比)。今までも意識せずそういう日は時々訪れていたのだろうけど、ここ数ヶ月時間に追われる忙しさの中で(これも当社比)ほとんど気付かずに過ごしてきた。今はなんとも気持ちのいい時間。「ひょっとして今日って健康体?」って自分の脳みそが喜んでいる。

 窓を開けると風の音が聴こえる。空気の流れを作っている振動が聴こえる。人の声が途絶えて一応静かと思える中にもちょっとした生活音や自然から生まれる音は心地良く重なりながらわたしの中へ入ってくる。それだけでなにも退屈を感じない。胸の奥がぽうっと暖かくなる瞬間を捉えた。

 その背中を撫でたいな、と思った時に限って猫は見当たらない。仕方がないので柔らかく温かい毛並みとざらついた舌の感触を指先で想像する。歴代の猫達は全員の撫でた時の感触がそれぞれ違った。今も微かに憶えていて時々思い出しては懐かしむ。 

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