もっと気楽に読めるように
 森茉莉全集の文庫版を出してほしい。函入り豪華装丁の買った当時のままに薄紙のカバーが付いたずっしり重たい本は、なんとなく勿体なくてしょっちゅう開いてはいけないような(自分が買ったのだから何もいけなくはないのは分かってるけど)気持ちになる。入手が大変だったことと高価だったこともあって、ずっと綺麗なままにしておきたいのだ。その点文庫版なら鞄に入れて持ち歩いて出先で読んだり寝ながら読んだり読んでみたいと言う人がいれば躊躇わず貸してあげたりもできるからいいな、と思った。
 こういったことはそれこそ人それぞれ価値観が違うから、大事な本だからこそ付箋を付けたりラインを引いたり書き込みをしたりしてとことん読み込んで「自分仕様」にするのがいい、という人もいるだろう。「その本を所有していた人自身」に価値があるとしたら、それはそれで有りだと思う。

 電子書籍だったらもっと気軽なのかもしれないね。でも相変わらず読み物は紙の媒体がいちばん好き。手触りとか匂いが感じられるのがいい。真新しい本がいつか自分の家で古びていって自分が懐かしいと感じる匂いになっていくのはひとつの醍醐味でもある。

コメント

umityan
2014年7月13日11:31

勝手に登録させて頂きました。umityan

TAWAMI
2014年7月13日11:45

>umityanさん

はじめまして、コメントありがとうございます。
相互リンクさせて戴きました。今後もどうぞ宜しくお願いいたします。

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