「FOMO」と「MOMO」を知っていますか?
2014年8月30日 時事ニュース現代のSNS病とは? 「人生の満足度」と「SNS依存度」の関係
2014.8.29 20:43
現代のSNS病、「FOMO」と「MOMO」を知っていますか?もしかしたら、あなたにもその症状が現れているかも?
FOMOーthe Fear Of Missing Out
「FOMO」とは取り残される不安・恐怖のこと。近年、現代人のSNS病としてよくあがる「FOMO」は、LINEのデフォルトスタンプにもなっているので、知っている人も多いだろう。元々は2011年にNew York Timesが、この現象を取り上げ「FOMO」と名付けたことで広まった。
「もしかしたら、自分もそうかも?」と思う人も、少なくないだろう。みんなが集まるパーティやイベント、話題のお店など、大きな行事に自分が参加しないことに対して恐怖心を抱いたことはないだろうか。みんなが行くのに自分だけ行かない、そこで何か大きな出来事があったらどうしよう、話題に乗り遅れたらどうしよう……。そう考えると不安が募り、いてもたってもいられなくなる。どんなに疲れていても、パーティに行かずにはいられない。そのうち現実社会のイベントだけでなく、情報からも取り残されたくないという恐怖を感じる。そうして、SNSをこまめにチェックしないと不安に襲われてるのだ。そういう症状である。
TwitterやFacebookのようなSNSでは、人の生活を垣間みることができる。そこで自分と他者の生活の比較や、疎外感が生まれる。この構造が「FOMO」を肥大化させている。友人の投稿で、自分の知らないイベントに出席している写真があると、自分だけ行っていない(呼ばれていない)と不安になる。誘われていたが、参加できなかったことで、SNSの投稿が滞り、焦燥感を感じるなど、症状は悪化していく。イギリス、サセックス大学のPrzybylski教授が行った調査によると、「自立心が低くい、自分に自信がない、孤独感が強い」人ほど、SNSに依存する傾向が強いという。
MOMO - the Mystery of Missing Out
最近、この「FOMO」の進行形としてあげられるのが「MOMO」である。これは、他人がSNSに投稿しないことに対して不安を抱く症状だ。なぜ、彼らはポストしないのか?なぜ自分に情報がはいってこないのか?この「なぜ」が、「取り残される謎」という意味のMOMOとなる。
例えば、友人が数日SNSへの投稿をやめたとする。これに対して、「もしかして投稿できないようなすごい楽しいことが起きているのか? 」「何か秘密があるのか? 」「他のサービスやアプリに移行してしまったのか? 」「知らないのは自分だけか?」「もしかして自分は嫌われてしまったのだろうか?」と、あらぬ妄想が広がってしまうのがMOMOの特徴だ。
「FOMO」も「MOMO」も、最近始まったことではなく、昔から人々が時に抱いていた感情の1つだ。ただ、近年のSNSの出現により、それが大きく表面化し、多くの人が感じる機会が増えたというだけの話だ。もし不安を感じたら、それは少しSNSから距離を置けというサイン。
SNS(特に写真付きSNS)上の投稿は、投稿者はこう見られたいという「理想の自分」を見せる虚栄心の現れのことも多い。SNSで自分を他人を比較する必要はない。他人と比べないのが、「FOMO」「MOMO」の予防策だが、人の気持ちというのはなかなか難しい。
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140829/gqj14082920430001-n1.htm
mixiではもう↑のような状態にならないな。ゲームをしなくなってからはすでに依存してないし。Twitterは始めたばかりだからよく分からない(使い方さえも)。LINE(やってない)は…子ども達の間ではいろいろイジメとかもあるらしいのでなんかコワいね。それだって大人がイジメをするから子どももイジメをするんだよね。そういうことってちゃんと見てるから。
極論かもだけど、人生に満足してる人は今の世の中そういう人は少数派で、ほとんどの人はもっともっとと貪欲だから(わたしも含めてね)、人と関わっても関われなくても多かれ少なかれその関係に不安にならない人なんていないと思ってる。ならないって言う人は多分嘘をついているか(『こう見られたいという「理想の自分」を見せる虚栄心の現れのことも多い』)、どこか壊れているんじゃないか。
追記。
「嘘をついている」は言い過ぎたか。でもいろいろ無理をしてないのかな。
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