拍子抜け

2014年10月5日 日常
 烏龍茶を飲むつもりで冷蔵庫を開け、ドアポケットからペットボトルを出してコップに注ぐ。もう3/4も飲み終わろうと言うときに、初めて「これ麦茶だった!」と気付く。なんか違うと思いながら普通に飲み続けていて、気付くの遅すぎ。

 長女からわたしの飲酒についてクレームが入って、滔々と正論を語ってくる上に「これは意地悪で言ってるんじゃないのよ。心配して考えていってるんだからね」と念を押され、有難いのは有難いのだけどどうにも釈然としないものが残った。

 生まれてきてから親に言われ、結婚相手に言われ(今のだんなは余計なこと言わないけど)、子どもに言われ、って、なんかわたしの人生クレームつけられっぱなしだ。

 将来迷惑かけられたくない、って、そんな理由でできれば介入して来られたくない。心から迷惑な存在になったら切り捨てればいいじゃん。と思ってしまう。どうなろうが最終的にはその人の責任なんだからさ。

 と言いたいのに言えば面倒なことになるから言えなかった。親切を踏みにじるのは後味悪いから。でもそのまま受け入れるのも嫌で。

 で、結局わたしは隠れてコソコソする子どもから隠れてコソコソする大人になってしまうだけ。バカみたいと分かっていながら。わたしは生まれてこのかた「ほっといてもらえる自由」がない。時々苦しくなる。

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