昔聴いていた音楽、特に自分で買って持っているアルバムなんか久しぶりに引っ張りだして聴いたりすると、当時の記憶がすごい勢いで巻き戻る。懐かしさで胸が潰されそう。

 そして思うことは、もう戻らないってこと。いなくなった人は還ってはこないし、捨てたもの、失ってしまったものはいくら待ってたって出てこない。それはただの事実。わたしは今までそこから動き続けてここまで来た。いや、自分が動かなくても時に運ばれてきてしまったこともある。

 今から振り返って見た年月はとてつもなく長いのに、前を向いている時は短くて、いつも時間が足りないって感じる。そういう歳になってしまったんだな。


 思い出は、時々思い出すから思い出なんであって、いつも今かもっと先を見て生きているんだって気付く。なんか当然のように明日があるっていうのが前提で過ごしている。ま、そうじゃなきゃ生きる気力も湧いてこないものね。笑


 お休みの日は早く過ぎてしまうって感じたけど、仕事の日だって同じかも。もうずっとそんな感じ。暇で暇で仕方ないってことがないのは、わたしにはいいことなんだろう。 

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